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コワーケーション〜リモートワーカーのためのコリビング・リトリート

Text:Coliving
翻訳:東山 りつこ
編集:トイロハ・ワークス編集部

●Coliving.com について
タイトルにあるコリビング(Coliving)とは、複数のリモートワーカーが特定の場所で共同生活をしながら仕事もしつつバケーションや地元との交流も楽しむ、いわば長期型のコワーケーションをいう。生活コストを按分することよりも、そこに集うメンバー間でのビジネス上のコラボレーションやネットワーキングが目的としては大きい。オリジナル記事を掲載のColiving.comは、40カ国以上のコリビング情報を紹介している専門サイト。コリビング・ビジネスをはじめる際に抑えておくべき事項についても共有している

まずはじめに、「コワーケーション(coworkation)」とは何か。簡単に言えば、Coworking Vacation(コワーキングとバケーション)のことであり、ノマドや起業家、リモートワーカーたちが、共に旅をしながら働くことを言う。また、企業に勤める会社員が、ワーキングホリデーを利用して別の場所で働く場合にもそう呼ぶ。

毎日、ずっと同じ景色を見て働く必要はない。パーテーションに区切られたオフィスにいる必要もない。自宅のデスクにかじりついて仕事する必要もない。望みさえすれば、仕事をする時間も、そして場所も選ぶことができる。

想像してみてほしい。ハンモックに揺られながらノートパソコンのスイッチをいれ、顔には太陽の光が降りそそぎ、周りには自分とよく似た考えを持つプロフェッショナル達がいる。今や、この光景を実現するのは、そう難しいことではない。

目の前の景色が変わると、創造性や生産性が劇的に変わる。よく知られている「変化は休暇に値する」という言葉は、これまでも何度となく証明されてきた。変化は、集中力をアップさせ、新しいエネルギーを注入する。進化するための一歩として、変化は欠かせない手段のひとつなのだ。

見慣れた風景やルーチンを少し変えてみるだけで、心理的にも、あるいは比喩的な意味合いでも、あなたとあなたのビジネスを大きな成功へと導いてくれるだろう。

我々は場所に縛られない働き方が可能な素晴らしい時代に生きている

家財を売り払ってリュックサック一つで世界を旅するなんてまだまだ無理と考えていた人にとっては、これがその答えになるだろう。

「コワーケーション」という言葉が最初に使われ出した2012年以来、企業は従業員がいつもとは異なる環境にあっても成果を上げることができる、それどころか、むしろ生産性が上がるということに気づいている。多くの企業が世界各地に従業員を向かわせ、決まりきったルーチンワークから離れて一息いれさせている。

コワーケーションでは、仕事への意欲が増すばかりか、よりリラックスでき、エネルギーを蓄え、ネットワークを広げ、アイデアが溢れ出し、よく眠れ、ブレインストーミングも活発で、人と交流しながら「自分時間」の確保も可能だ。期間も自由、2日でも1年でも、もちろんそれ以上も可能だ。

コワーケーションに特化したサービスを提供している企業も存在している。そのパイオニア的存在が2012年に設立されたCoworkation.comだ。今年は、シェラレオネ、モロッコ、スイス、オーストラリアをそのロケーションにしているが、厳選された素晴らしい場所を選んで提供している。

コワーケーションサービスの会社では、異国情緒溢れる島や、田舎の農家、眺めのいい山小屋、それに修道院でもコワーケーションを提供している。

こういった会社は、フリーランスのプロフェッショナルやデジタルノマドにとって、仕事と遊び、そして休暇のバランスを取ることがいかに重要であるか熟知している。そのため、食事や空港送迎を含んだプランもある。

コワーケーションは、場所に依存しないことの可能性について多くの洞察を与えてくれる。雇われる側と雇う側の双方が、この潜在力と可能性について探り始めている。何もあきらめる必要はないし、旅するためにわざわざ仕事を辞める必要もないという、Win-Winでありながら、かつリスクのない状況を作り出す。

少なくとも同じ生産性を確保できるなら、従業員全員が同じひとつ屋根の下にいる必要はないことに多くの企業が気づきはじめている。物理的にオフィスに出勤する社員が少なくなれば、オフィスやその他のあらゆるコストを削減できる。デスクを減らし、電気代を削減し、省スペースにできる。そう望まない企業なんてあるだろうか?

また、独立起業したビジネスオーナーなら、環境を変えるのにコワーケーションを大いに活用できる。違う大陸の異国の街で、好きなテーブルを選び、ラップトップを置いて仕事場にする。その素晴らしさをぜひ想像してもらいたい!まさに、この世界はあなたの思いのままだ。

完璧な場所ではなく、あなたが最高と感じる場所を見つけよう

常々訪れたいと思っている国はどこだろう?太陽は絶対条件?それとも清々しい山の空気がほしい?日本や南米に惹かれたことはある?スペインで目覚め、そこで仕事を始めることに憧れたことは?

世界のどこが、あなたを最高の気分にさせてくれるだろうか?コワーケーションには特定の地域という概念はない。ただ、あなたが思う場所、心惹かれる場所に行けばいい。

コワーケーションでは、環境やルーチンを変える一方で、スケジュールを最適化することも可能だ。そして、「通勤」というものを単にやめるだけで、物の考え方や集中すべきことを変えるには十分だ。わざわざ飛行機に乗って行く必要はない。最寄りのコワーケーションに行けばよい。コワーケーションとは、日常を取り巻く環境や日々出逢う人を変えるということ、それがすべてだ。

そして、そこでの時間は、自分のためだけの時間ではなく、よく似た考えを持つ仲間との時間となる。

・人とつながる
・人とコラボする
・エネルギーを蓄える
・訪れている土地を探索する
・ルーチンやいつもの仕事のやり方を見直す
・あらゆることを再考してみる
・コミュニテイに参加する

コワーケーションに参加する理由はたくさんある。コワーケーションでは、自分のプロジェクトを起ち上げ、デジタルノマドにトライし、自分のブランドを構築し、よく似た考えのクリエイティブでプロフェッショナルな人に出逢い、コンテンツを作って、インスピレーションを得ることもできるだろう。

そこに集う起業家や個人事業主、デジタルリモートワーカーは、すばらしいネットワークで支援してくれる。アイデアの共有やアドバイス、建設的で有効なフィードバックが行われることで、自分のプロジェクトを次のステップに進めることが可能になる。

異国の地にいることで、異文化やこれまでとは別の方法に対してオープンマインドになり、目を開かせてくれる。自分とは違うやり方で仕事が行われるのを目の当たりにすれば、生産性を落とさずに他のアプローチを試みるきっかけになるかもしれない。今いる国にひとたび心を開けば、その文化にどっぷり浸ることで、非常に多くの効果を享受できるだろう。

はじめてコワーケーションに参加してみれば、あるいは年に2〜3回(もしくは年中でも)やってみれば、そこには頼れる仲間がいることを実感できるだろう。

コワーケーションは、以下のような国々をはじめとして世界中で行われている。

・バリ
・タイ
・バルセロナ
・トスカーナ
・ドイツ
・サンフランシスコ
・カナリア諸島
・南アフリカ
・マイアミ

要はバランスだ

ワーキング・リトリート(※)が、今後さらに人気となることに疑いはない。世界中の人々が、場所を変えることの利点に気づき始めているからだ。異なる環境で仕事をすることが、自己の潜在能力を開花させ、心も落ち着かせてくれるのは明らかだ。

リモートワーカーは孤独でストレスを抱えがちだ。だが、リトリートを予約すれば、すぐに支援してくれるコミュニティや志を同じくする仲間たちのネットワークにアクセスできるようになる。

自分のプロジェクトを推し進め、アイデアを形にするために時間を使おう。そして、同じ体験をしている人々と共に過ごそう。時には手を休めて、ワインを開け、仕事に関係のないことで話し込んだりすることも必要だ。

あらためて言うまでもなく、コワーケーションやデジタルノマドのリトリートはバッテリーを再充電する最良の手段だ。

(※編集部注)ワーキング・リトリート
通常のオフィスから離れたリゾート地などで遠隔勤務を行うワークスタイル。企業の新たな福利厚生になっている他、テレワークの適性を確かめるリモートワーク体験の環境としても活用されている。
参照:https://www.jnews.com/workstyle/2018/012.html

オリジナル記事:
Coworkations – Coliving Retreats for Remote Workers

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